見物人の頭のなか

映画と美術展などの感想。

マーケティング勉強していて疑問に思ったこと➀

➀なんで高齢化社会の%の定義は7の倍数なのか?

→7%という水準が高齢化率急上昇の転換点に当たる。これを基準としたため、7の倍数になった、可能性が高い(インターネット情報)。

→やや解決

②なんで合計特殊出生率は特殊が付くのか?

15~49歳までに産む子供の数の平均を示すものであり、対象年代が限定されているから。特殊出生率は年齢や人口の偏りに影響を受けにくい(ちなみに普通出生率もある。その名の通り、その年の 出生数/総人口*1000)

セルの内容を別ブックに転記する方法 マクロ(Excel勉強中1)

下記サイトを参考に作ってみた↓。

 

他のブックにデータを自動転記する − GoGoマクロ!のWebサイト

 

 

マクロの記録はとても便利だ。

核の部分はこの機能で作れるのでちょちょいと編集すれば完成。

素晴らしいVBA!ありがとう!ただ欲を言うならもう少し軽くしてほしい!

 

ちょっと改良して

資料の二重メンテを無くすぞ。

 

 

手紙は憶えている/復讐という名の

 

 

主演:クリストファー・プラマー

 

監督:アトム・エゴヤン

 

<あらすじ>

認知症を患う90歳のセブは、眠ると記憶を忘れてしまう。そんな彼に、老人ホーム仲間のマックスから手紙を渡された。「君はこの手紙を読むんだ。君のやるべきことはここに書かれている。」と。それはかつてアウシュビッツにいたセブとマックスが立てたという復讐計画が書かれたものだった。そしてセブはその計画を実行すべく老人ホームを抜け出す。

AmazonPrimeビデオ鑑賞。

 

ミステリ度★★★☆☆

考えさせられる度★★★★☆

 

<感想 ※以下ネタバレ(というかこれは詳しいあらすじも見ない方がいいです)>

 

 

 

 

マックスが彼を動かしていたという解釈がきっと妥当だろう。だが、この映画はその仕掛けの部分だけが優れているのではないと思う。

 

私は、セブが最後に言った「I remenber」に鳥肌が立った。

「セブはヘブライ語で狼という意味なんだ」と彼は言っていた。彼は抑圧した記憶を無意識に捻じ曲げて、ただひたすら手紙に書かれた命令を実行していた。

ひたすら命令を実行していただけだ。使命感と苦悩を持って。

たぶんアウシュビッツの時と同じように。

 

彼もアウシュビッツの被害者だ。それが「I remenber」というセリフに込められていると思う。マックスが物理的な被害者であると同時に、セブは精神的な被害者であろう。

そんな風に感じた。

 

この映画の教訓は一つある。

それは、「銃の下では人間はみな平等である」ということ。90歳おじいちゃんでも銃持ってれば簡単に人は殺せるし、爺ちゃんだからって気を許して家に入れちゃダメなんです笑

 

で、他蛇足。

この映画は原題の方が合ってると思う。

なんでわざわざ訳したのかなぁ。残念。

あとね、これはねもう本の帯とかにも言えることなんだけれど、どんでん返しなんていう煽り文句は付けないでほしいんだよおおおおお。もうっ!そっちの方が売れるのはわかるけどさ!メタ認知が働いちゃって最初から二割減なの。で、結末が当たっちゃった日にはもう私の中は無ですよ。だから本当に書かないでほしい。

 

以上。題材的には重い話ではあるので、見る日は選んだ方がいいと思います。

ただ、構成も面白いし、様々な解釈ができる映画なので見て損はないです。

 

 

 

 

自由と責任について

今日は自由と責任について述べたいと思う。

 

私は、自由を謳歌するとは自分にできるだけ課題を課さないことだと考えていた。

 

だが、この一年間初めて一人暮らしをしてみて

『それは違う』という結論に至った。

 

自由とはすなわち責任を負うことと表裏一体である。

経験論で恐縮だが、上記に述べたように私はこの一年間好き勝手に生きた。

最低限のルールだけを守り、家事などの本当にその日やらなければいけないことだけをTODoリストで管理した。

それ以外のことは、何も長期的な見通しを立てず、ただその時その時の気分で対応した。その結果、出来上がったのは堕落しきったポンコツだ。次の日会社があるにもかかわらず寝るのは1時以降、料理もたまにしかしない、休日は携帯を開いてはだらだらする一年であった。

 

自分の人生に対する責任がないのだ。周りに対する責任がないのだ。

その負債を今ひしひしと感じている。そう、転職サイトへの登録でだ。私は、会社命令の資格は取得したがただそれだけなのだ。趣味も少しは充実したが理想レベルにはほど遠いのだ。私は腹筋だけを鍛えて、背中を痛めてしまっていた。

 

では、どうすればいいのだろう。この宵越しの時間はもたねえの精神で生きてきた私が改心するには、、、

 

これは簡単だ。

その日暮らしをやめるのだ。この2018年だけは一つだけ絶対に達成する目標を掲げ

徹底的にストイックにやり切るのだ。

 

自分でルールを作っていくことが結果的に自由を謳歌するということにつながるのだ。私はそう思う。

 

 

 

子供の自由、大人の自由

子供と大人では制限のもうけられ方が異なる。具体的に言うと、子供は金銭面の自由が効かず、大人は行動面の自由が効かない。
あたしンちの文化祭の会をみて、そう思った。

例えば、子供は親の権力下にいるため、親の意向により金銭面での自由の幅が左右される。お小遣いなどが典型的だ。
一方で、大人になり働くと金銭面での自由はある程度得られるものの、行動の自由が効かない。その要因は様々だ。社会的規範、上司の意向、他者からの期待、自分への固定概念…。子供のころに育てた想像力で逆に自分の首が絞められることもあるだろう。

子供が言う「早く大人になりたい。」と、大人が言う「子供のころに戻りたい。」はこの自由の質の違いにあるのだろう。
  そんなことを考えていると足元からかぐわしい匂いがする。
 
 今日は、雨。革靴の中で蒸れにむれた私の足から発せられるようだ。さしあたり現代版匂宮というところだろう。
 
私は、制限される。この匂いからはお風呂に入るまで逃れられないのだ。

あなただけ今晩は/健気な男に恋をする

 

 

あなただけ今晩は [DVD]

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主演:ジャック・レモン、シャルル・マクレー

監督:ビリーワイルダー

 

 

<あらすじ>

パリ、中央市場(レ・アル)。活気に満ちたその市場の裏通りは女たちが笑顔を振りまき、別の意味で活気に満ちていた。そこに立つ一人の娼婦、イルマと赴任してきた新米巡査が恋に落ちる。ドタバタロマンスコメディ。

 

胸キュン度★★★★☆

ウィット度★★★☆☆

 

<感想>

 ひたすら不器用な男が娼婦に恋をしてしまった。イルマのひも野郎にけんかで勝ちイルマを手に入れたものの、イルマを目当てに男が来るわ来るわ。くうう、嫉妬で気が気でならーーん!

とまぁこんな感じなのですが、これ以上言うとネタバレなので、以下略。

いやぁ良い映画。

設定自体は『アパートの鍵貸します』よりは大衆向けでもうちょいドタバタ感が増している。いつもながら、男のプライドと純情の可愛さの描写にかけては天下一品だし、健気で素晴らしい。ほんと応援したくなる。ジャックレモンの演技も良いんよなぁ。

見ててニヤニヤしてしまう。

 

ところで、良い映画の定義というものが私の中でいくつかあるのだけれど、その中の一つに「見終わった後、気持ちよく、すっきりする映画」というものがある。風が吹いたみたいに心がさわやかになるというか。

そしてビリーワイルダー監督の作品はそうなるものが多い。

 どんなに下世話な設定でも下品にならない。悪いやつが出てきても、後味悪くならない。そういうとこが好きなんよなぁ。

この『あなただけ今晩は』もドミノのように話が繋がっていく、上品でウィットが効いた作品です。

 

興味のあるかたは、ぜひ見てみてください。

 

<好きなシーン>

イルマとの初夜、新聞をカーテン代わりに、部屋の明かりにYシャツをかけ、暗くする。

 

大人って難しい

いつの間にか大人になっていた。

 

これまではレールに乗っていればよかった。

 

高校までは与えられた課題をして、大学はそれなりのところにいってほどほどに出席していれば卒業できた(ほぼ文系だったので)。大学の勉強は楽しかったが、その道で生きていくのは修羅だし、別の道を選んだ。

卒業し、働いた、いや働いている。

 

ただ、疑問に思うことがある。

「このままレールに乗り続けてるだけでいいのか?」

 

毎日が楽しくないというわけではない。収入は安定しているし、残業も月10h-20h、有給は消化しやすい職場だ。仕事は楽しくないが、プライベートを充実されることは可能な職場だろう。ここで働き続ける未来が見えないというだけで。

 

転職をする、職種自体を変えてしまう。いろいろ選択肢はあると思う。

だけど、これは自分には向いてないかもしれない、もしかしたらもっと人生が悪くなるかもしれない、なんて思うと一歩を踏み出すことすらできない。

気負いすぎて探すのに疲れてしまっている。

レールを飛び出すことは考えているのに、いざ飛び出そうとすると過ぎていく地面に足がすくむ。私はいつの間にかレールを走る電車の上にのっていたみたいだ。

どうすればこの電車から降りられるだろう。

 

失敗が怖い。時間を無駄にするのが怖い。

結局何も手に入れられないかもしれないのが怖い。

自分は組織に属していなければ何もできない、凡人なんだと知るのが怖い。

 

安全な電車の中で、せかいが移り変わるのをぼんやりと眺めてる。乗客は私以外にもいる。みんな黒いシルエットでよくわからないけれど、いるにはいるんだ。

うん、だからこっちの方が安全なんだ。

 

私は切符をどこに落とした?

 

みんなはどこで降りるのだろう?